車の運転 2019 4 21
知人から、このような話を聞いて、びっくりしました。
その知人は、車の販売もしている整備工場の社長から話を聞いたという。
私は、昔、マニュアル車で、車の免許を取ったのですが、
ブレーキを踏む時は、右足をアクセルから離して、
右足でブレーキを踏んでいました。
ところが、整備工場の社長の話によると、
ブレーキの使い方で、特殊な使い方をする人がいるというのです。
オートマチック車で、左足でブレーキを踏む人がいるという。
つまり、右足はアクセル専門、左足はブレーキ専門ということになります。
しかし、社長によると、
この方法では、パニックになった時に、
ブレーキを踏んでいるつもりでも、
アクセルを踏んでしまう可能性があるというのです。
本人にしてみれば、いくらブレーキを踏んでも、
逆に車は加速していくということで、
余計にパニックになってしまうというのです。
マニュアル車で免許を取った私からすれば、
左足でブレーキを踏むなんて、「あり得ない」と思いましたが、
ふと思い出したことがあります。
昔のF1マシンで、サーキットを走行している時に、
左足ブレーキというテクニックを使うレーサーがいたという話を聞いたことがあります。
今は、市販車の99%以上は、オートマチック車になってしまったので、
つまり、クラッチを踏む動作がなくなったので、
左足が空いてしまったので、
左足でブレーキを踏むというテクニックを使うようになったのでしょうか。
もうひとつ書きましょう。
最近のオートマチック車のシフトレバーは、複雑ですね。
なにやら、マニュアル車のシフトレバーに似ているような感じがします。
昔のスポーツカーは、5段変速だったのです。
5速に入れる時は、左手でシフトレバーを右に寄せて、上に上げたと思います。
バックギアに入れる時は、シフトレバーを右に寄せて、下に下げたと思います。
すると、今のオートマチック車のシフトレバーは、紛らわしい。
(ずいぶん昔のことなので、これは私の勘違いかもしれません)
日本の名車 2018 10 28
今、「車が売れない」という話をよく聞きます。
私から見れば、「当然だろう」と思います。
今の車は、「家電」のようになってしまったからです。
同時に、高級化してしまったのです。
具体的に言えば、今の車は、
家電化して、誰でも運転できるようになったのです。
これでは、車好きの人は、買う気がなくなるでしょう。
今の車には、乗りこなす楽しみがないと言えるでしょう。
時々、インターネットでは、
日本の名車という記事があります。
私から推薦するならば、「スカイライン2000RS」でしょうか。
当時、私も友達も学生だったので、「RS」を見かけると、
つい、じっくり眺めてしまいました。
「RS」は、「走り」に徹していましたので、
カーステレオなし、
エアコンなし、
パワーウィンドウなし、
パワーステアリングなしというスペックでした。
(これは、販売価格の上昇を抑えて、車好きならば、
誰でも買えるような価格にしたかったのだと思います)
エンジンは、当時としては、珍しかったDOHCでした。
つまり、価格の大部分は、エンジンと足回りに集中したのです。
高回転型のエンジンと、素晴らしいエンジン・サウンドで、
「GTR」の再来かと言われましたが、
エンジンが4気筒だったので、「GTR」の名称は付与されませんでした。
今のDOHCエンジンは、コンピューター制御なので、
低回転から高回転までパワフルですが、
当時のDOHCエンジンには、コンピューターがなかったので、
低回転ではパワーがなく、スカスカと言われました。
そこで、マニュアルのシフトチェンジで、
エンジンの回転数を一定回転に維持する必要があったのです。
そのために、タコメーターは重要だったのです。
今の車のタコメーターは、単なるアクセサリーとなっています。
ここで、何が言いたいのかというと、
余計な機能をつけて、高級化・家電化すると、
自動車ファンは離れていくということです。
私は、今は都会に住んでいて、車を運転することはありませんが、
死ぬまでに、もう一度、スカイライン2000RSの雄姿を見てみたいと思っています。